放送大学、どんな授業になるのかと楽しみにしていた授業がいざ始まってみるとあんまり面白くなくて(私にとっては、です。こういうのが好きな人には楽しいのかも)、ちょっと凹み気味です。
苦手意識のある分野だからこそちゃんと勉強してみよう、そうすれば世界が広がって楽しいかもしれない、と思って選択した科目でしたが、むしろ余計に苦手になってしまってます。逆効果でした。
授業料を払ったからには授業料ぶんきっちり頑張ります。でもやっぱり、私はこういう分野はどうにもそんなに好きじゃないんだな..と思い知ったので、所属コースを「社会と産業」から「人間と文化」に変更することにしました。
「嫌い」を「好き」にするための苦行よりも、「好き」の深掘りがしたいのだ、という自分の気持ちに気づけたので、いったん苦手分野に突撃してみたのも無駄ではなかったと思います。
“学べたことも幸せだけど、
自分を学ばせてあげられた感覚も幸せだった
自分を応援したり、見守ってあげることができている気がして...”
(香山哲『ベルリンうわの空 ランゲシュランゲ』p.64より抜粋)
上の引用は、ちょっと前にたまたま図書館で借りて読んでみたら大好きになって全巻一気買いした『ベルリンうわの空』という異国生活マンガの一節。ベルリンの語学学校でドイツ語中級コースを卒業したときの主人公のモノローグです。
今学期選んだ科目はたまたま自分に合わなかったけど、大人になってまた勉強できているということが私はすごく嬉しいです。家庭の事情で途中でやめてしまった大学生活の続きを、今やっと少しずつ取り戻しているんだなあ、と。
申請が受理されれば後期からは気分一新して「人間と文化」コース。
生活と両立しながら、無理せず、自分のペースで末永く勉強していきたいです。