羊の時刻

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自分の本の宣伝について思うこと。

 11月の文フリ東京に向けて、こつこつと既刊の冒頭試し読みページをアップロードしていってます。

 開催一ヶ月前くらいから公開される「文学フリマWebカタログ」の、「アイテム情報」から各作品の試し読みページにリンクで飛べるようになる予定です。(書影や価格もそこに記載されてます)

 

 試し読みページをアップロードするのもそうですし、Webカタログの作品紹介文を書くときも、当日ブースに飾る内容紹介POPやポスターの文言を書くのも、実は毎回とにかくこっ恥ずかしくて仕方ないです。

 自分で書いた本を自分で紹介するって...!

 最初の頃は本当にとんでもなく苦手で、やろうとすると心拍数が急上昇して変な汗をびっしょりかいていました。

 会場で来場者の方に面と向かって口頭で内容を説明するときにはもう、恥ずかしすぎて自分で何言ってるのか解らなくなってました。

 

 毎回そんなでしたが、文フリ参加も今回で6回目。

 私なりに、作品の紹介をするにあたってそこまではこっぱずかしくならないような気の持ちようを最近見つけたのでここに書きます。

 それは、

「自分が書いた本を紹介する」

 と思うのではなく、

文学フリマに出品される本の紹介をするのだ」

 と、思うことです。

 

 こういうふうに考えると、自分と作品との間にまるで「他の誰かが書いた本」のように距離ができるばかりでなく、「文フリ東京さんの大切なスペースに並ぶ大切な頒布物を紹介するのだ」という責任感が出てきて、恥ずかしさはそのぶん薄らぐみたいです。

 

 もしこれを読んでるかたの中に、私みたいに自分の本の紹介を書くのが脂汗かくほど苦手なかたがいらっしゃいましたら、この「気の持ちよう」を一度試してみるといいかもです。試すのはタダですし。