9月はストルガーツキイ兄弟の小説を読みっぱなしでした。
『ストーカー』『蟻塚の中のかぶと虫』以外はすらすら読み進められるタイプの本ではなく、何度か読んで内容が掴めてもまだお話そのものの意味は掴めてなくて(特に『波が風を消す』が難物でした)また最初から読み返す...ということを繰り返していたら9月が終わってました。
「メトロポリタン美術館」で大好きな絵の中に閉じ込められた女の子は絵の中でこんなふうだったのかなと思います。
脳が激しく疲れるのか、もともと寝付きが悪くて困っていたのにストルガーツキイ兄弟を読むようになってからは毎晩口を半開きにしていつのまにか寝落ちして、ネコに枕元で鳴かれても腕を舐められても起きないで朝まで死んだように熟睡するようになりました。夫が言うには「口だけじゃなくて、目も半開きで寝てる」とのこと。怖いですね。