羊の時刻

荻サカエの個人文芸部『羊の時刻』のブログです。毎月1日更新。メールアドレス hitsujinojikoku(アットマーク)gmail.com 当ブログの文章、画像等の無断転載・無断使用はご遠慮下さい。https://note.com/hitsujinojikoku マストドン始めました。https://mstdn.nijist.info/@hitsujinojikoku

毎月1日にはブログを更新します。

 次にブログを更新するのは何か(できれば明るい)告知することができた時にしよう。

 そう思ってしばらくブログを書かないでいたのですが、特に何もお知らせできるようなことが無いままにそろそろ二ヶ月くらいブログを書かずに来てしまいました。

 これだとブログもほっとかれすぎて不憫だし、もし時々見に来てくれている方がいらっしゃるとしたら、次の更新がいつなのか、更新が次あるのか無いのかすら不明でイライラさせてしまうのは申し訳ない。と、考えてうじうじする自分自身も気の毒。

 なので、決めました。

 告知することがあっても無くても、ブログは毎月1日には必ず更新します。

 告知する事が無ければ、「告知することはありません」という告知を書くようにします。 

 月に一度だったら、書くこと自体がしんどいくらい疲れている時でも負担にならないから続けられるでしょう。

 1日以外の日にも更新したくなったら更新します。

 以上、手短ながら告知でした。

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 以下近況。

 

 先日『ミッドサマー』という映画を観たばかりなので、綺麗な花がいちいち不穏に禍々しく見えて参ってます。松本市は「花いっぱい運動発祥の地」なんだそうで、街じゅう花だらけなのがまた困る。

 映画の感想としては、うーん、この内容だったら二時間も要らなかったのでは、と思いましたが(一時間半くらいでまとめてくれてれば「クスッと苦笑いできるブラック恋愛コメディ」として愛せたかも、と)そこそこ笑えたし「ブラッドイーグル」という使い道の無いバイキング知識も得られたし、元は取れました。

 二時間超えるならあの村の少女「マヤ」の視点をちょっと掘り下げてくれてもよかったかなあと、そこが残念でしたが監督としてはあの宗教は「別れそびれ続けているカップルに降りかかるダメ押しの試練の連続」というお膳立て以上のものではなくて、そこは全然本題ではなかったんでしょう(たぶん)。「カルト宗教がらみで起こる悲劇」という聞きかじりの予備知識から、カルト宗教という特殊な閉鎖環境での人間心理の独特の歪み方、歪んでゆく過程をとっくり見せてくれるものと期待してしまっていたので、勝手に期待した私がいけないんですが肩透かしでした。

 なんだかがっかりポイントばかり並べてしまいましたが、「見せるそうだ」と言って去った時のマークの阿呆ヅラとかたまらなく好きです。ハッピーバースデーを歌いながらなかなか火が点けられないクリスチャンと、苦労してやっと点いた火を一瞬で吹き消すダニーのそれぞれの表情も最高でした。役者が全員光ってたなーと思い出してみて思います。

 

 

 で、口直しというつもりでもなくたまたまそのあとに鑑賞した昔の映画『炎628』が凄かった……!! 傑作でした。久しぶりに、とてもいい映画を観た、と思いました。いい話では全く無いのに。

 巷では「トラウマ映画」として名高いらしいのですが、そんなゲテモノみたいな言われ方は残念だなと思います。