2018年5月6日(日曜日)、「第二十六回文学フリマ東京」にて、
ブースno.【イ-30】 サークル名『羊の時刻』
で頒布する新刊の告知です。
書き下ろしの長編小説です。
『カンロとシグレのスイカジュース。』
著者:荻サカエ
(A5サイズ/本文二段組み/104ページ)
予価:600円
垂れ耳うさぎの少年・カンロと白黒ぶちうさぎの少年・シグレが標高の高い山々に囲まれた町・アズロドで、スイカジュースを探して冒険するお話です。
以下、登場うさぎ紹介と目次です。
【主要登場うさぎ紹介】
シグレ
十三歳の少年うさぎ。白黒ぶち。ちょっと癖毛。顔の模様が左右で非対称なので「生意気」とか「ひねくれてる」とか、外見で判断するうさぎには思われがち。ムギボシの弟。日記と料理が好き。カンロ
十三歳の少年うさぎ。バタートースト色で垂れ耳。ムギボシに育てられた。垂れ耳なのでおとなしそうに見られがちだけれど実際の性格は断乎たるものがある。絵と料理が好き。ムギボシ
二十八歳、旅する料理うさぎ。もともとは王宮の専属料理うさぎだったが、美味しい食材や知られざる調理法、忘れられた古代の料理との出会いを求めてその地位を返上。黒うさぎ。ハッカ氏
ビロードのような手触りの被毛の灰色うさぎ。文筆家。脚本や戯曲、小説を書くほか、詩の評論でも名を馳せる。インドア派なのにわりと筋肉質。シグレの第二の育ての親。アスパラ
《パセリ書房》の店主。十六歳の少女うさぎ。ふわふわの長毛でチョコレート色。毛が長いので暑さに弱い。山登りうさぎ(茶白)
《パセリ書房》を訪れた山登りうさぎは数多けれど、彼ほど山を知り抜いたうさぎは他にいない。知るうさぎぞ知る登山うさぎ。レンゲ
ハッカ氏脚本のラジオドラマシリーズの主人公うさぎ。平日夜八時半から絶賛放送中!(一部地域では放送期間が異なります)ナバナ
耳の先だけブルーグレーの白うさぎ。昼間は八百屋の店番をしつつ夜は翻訳の学校に通う。
うさぎ好きの方は一読してピンと来たと思いますが、「ハッカ氏」は私たちの住むこの世界のうさぎの品種で言うところの「レッキス」です。ビロードのような毛で筋肉質。
【目次】
Ⅰ いま駅に着きました。発車は半時間後です。
Ⅱ 耳の神様にお参りしました。
Ⅲ 宿が無事決まりました。本屋さんの二階です。
Ⅳ アズロドは朝は少し寒いです。でも空気が綺麗です。
Ⅴ ごはん屋さんを始めました。週に三日、お昼だけの食堂です。
Ⅵ きのうは雨でした。一日ずっと二階に居ました。
Ⅶ 《月追い兎形(うさぎょう)》を同封します。窓や軒下に吊すと願いが叶うそうです。
Ⅷ ムギボシへ。誕生日おめでとう。
Ⅸ スイカジュースの店を見つけました。
Ⅹ スイカジュースを作りました。美味しくできました。
Ⅺ これから帰ります。帰ったらスイカジュースを作ります。
5月に出すなら、ということで、来たる夏にふさわしく夏のお話を書きました。表紙の紙もちょっと涼しげになるように「ペルーラ スノーホワイト」を選択(本文用紙は今回も淡クリームキンマリ72.5kgです)。
見に来ていただけると嬉しいです。
(追記。)
Webカタログを更新しました。新刊と既刊の書影やあらすじ、予価など載せてあります。
既刊については近日中に詳しい紹介記事を書く予定です。それまでのつなぎとして、twitterでの既刊についてのつぶやきを貼っておきます。
5月6日の #文フリ東京 にて頒布する小説『生仏と行長』の全文をカクヨムで公開中です。平家物語ができるまで、のお話です。
— 荻サカエ 5月6日文フリ東京【イ-30】 (@ogi_sa_kae) 2018年4月9日
読んでみて、紙の本で欲しいなと思われたかたはイ-30の『羊の時刻』までお越し下さい。600円です。#bunfree #文フリ東京
生仏と行長 - カクヨム https://t.co/uff5KDHzN6
世阿弥が好きでSFが好きなので、世阿弥でSFを書きました。無茶をしたと自分でも思います。
— 荻サカエ 5月6日文フリ東京【イ-30】 (@ogi_sa_kae) 2018年4月9日
カクヨムで全文読めます。
紙の本で欲しいと思って頂けましたら、5月6日文学フリマ東京【イ-30】へお越し下さい。500円です。#bunfree #文フリ東京
世子可変G申楽談儀 - カクヨム https://t.co/IJ3FcH12L3
『水を焼く』は1月の #文フリ京都 で初売りした短編小説です。
— 荻サカエ 5月6日文フリ東京【イ-30】 (@ogi_sa_kae) 2018年4月8日
完売したので、増刷して #文フリ東京 に持って行きます。
縄文時代に水を焼こうとした少年・ホミと、そのきょうだいの物語です。
「水を焼く」by 羊の時刻@第二十六回文学フリマ東京(ブース番号:イ-30) https://t.co/KH4pdLf7dt #bunfree
既刊について過去に書いた記事はこちら。