羊の時刻

荻サカエの個人文芸部『羊の時刻』のブログです。毎月1日更新。メールアドレス hitsujinojikoku(アットマーク)gmail.com 当ブログの文章、画像等の無断転載・無断使用はご遠慮下さい。https://note.com/hitsujinojikoku マストドン始めました。https://mstdn.nijist.info/@hitsujinojikoku

秋ですね。

 皆様いかがお過ごしでしょうか。私は風邪を引きました。取り急ぎこたつと電気毛布を出して、綿入りはんてんを買いました。

「色柄おまかせ」な代わりに安く買えると言う「わけあり品」のはんてんをネットで注文したものの、ヒョウ柄とか龍虎の刺繍入りとか特攻服みたいなデザインのものが来たらどうしようと不安(でもちょっとわくわく)だったのですが、届いたのは綺麗な葡萄色で和な模様の分厚いはんてんで、よかったよかった。軽くてあたたかくて嬉しいです。

 皆様もどうかあったかくしてお過ごし下さい。

 新刊の準備は風邪をひく前にだいぶ進めてあったので、風邪が全快してから仕上げに入ろうと思います。これで新刊がどうにか一冊は出せるはず。

 写真は先日あがたの森公園で開催された「クラフトピクニック」のワークショップで作製した木製ペンケースです。一週間経ってもなお強烈な木の香り(と言うか、抽斗の匂い)。

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 作製した、と言っても、私がやったことはほぼ完成していた部品に撫でる程度に紙やすりをかけて、懇切丁寧に指導されるがままに金具と磁石をセットして、オイルステインを塗り込んだだけですが、それでもかなり「私が作った」気分が味わえて愛着が湧きました。大事にガシガシ使い倒そう。

 あとで知ったのですが、このワークショップを主催していた「木曽青峰高校」さんは我らが信州の星・御嶽海関の母校なのだとか。それを知ってこのペンケースがますます宝物になりました。

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 木材は縄文時代から食べ物としても建材としても親しまれてきた「栗」をチョイスしました。栗の木材は腐りにくいので、栗の木でできた道具を使っていると「くさらずに頑張れる」という話もあるんだそうです。

 この季節のあがたの森は何の用事も無くても通い詰めたくなる美しさです。台風の被害も、去年は図書館がしばらく使用不能になってたから心配したのですが、今回は大丈夫だったようでよかった。

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