今日もひっそり更新してます。
まずは一ヶ月、めげずに続けられたことをことほいで《時代遅れの洋食屋》(と、入り口のマットに書いてある)『おきな堂』でハヤシライスを食べました。
一週間煮込まれた牛の塊肉がほろほろのとろっとろで、しみじみと元気が出ました。
次は三ヶ月続けられたらまたどこかに食べに行きたい。
カクヨムが苦行で負担でこんなのご褒美が無くちゃ続けてなんかいられないということではなくて、喩えるならば愛児の(子供いないけど)誕生日や記念日を祝うみたいに、連載・掲載している作品たちのささやかな一里塚への到達(ページビューがゼロから1になったとか、9から10になったとか)を折に触れてお祝いしてゆきたい。
大切に書いて大切にアップロードして日々育てている作品たちの成長をことほぎ幸せを祈る大切な儀式として、次はどこで何食べよう。ホテル花月の喫茶室いいかも。
おきな堂のレモンジュース。銅のカップもテーブルも使い込まれて貫禄満点。秋晴れの四柱神社の木立がよく見える窓から家人はずっと鳩を観察していた。「鳩って、漢字の『九』にトリって書くよな。なんでだか知ってるか?」
「知らないけど」
「今思ったんだけど、あれってもしかして、鳩がだいたいいつも九羽くらいのグループで行動してるからああいう字になったんじゃないか。さっきから見てるとさ、どの群れもほぼほぼ九羽プラスマイナス一、二羽くらいなんだよ」
「へえ。私は、『九』っていう字のカタチが鳩っぽいからああいう字になったんだと思う」
「そういう考え方もあるのか。あ、また鳩同士ケンカしてる。あいつら平和の象徴だって言われてるわりに揉めてばっかいるな」
「うーん、でも鳩が平和の象徴って言われてるのってキリスト教圏での話でしょ。日本では鳩は八幡神の使いで、八幡神は武家に信仰されてきた戦いの神さまなわけだから。むしろケンカ上等なんじゃないの」
帰ってから鳩という字の由来を調べたところ、「クークー鳴く鳥だから『九(ク)』に鳥」、というのがどうやら正解なんだそう。