羊の時刻

荻サカエの個人文芸部『羊の時刻』のブログです。毎月1日更新。メールアドレス hitsujinojikoku(アットマーク)gmail.com 当ブログの文章、画像等の無断転載・無断使用はご遠慮下さい。https://note.com/hitsujinojikoku マストドン始めました。https://mstdn.nijist.info/@hitsujinojikoku

鳥グッズ。/カクヨム更新。

 すてきなものを貰った。カツオドリのキーポーチ。

https://www.instagram.com/p/BY5kOefluQT/

CHUMSのカツオドリ(ペンギンではない)のポーチを貰った。嬉しい。カラーリングが「うそ替え神事」の木彫りのウソみたいで可愛い。#CHUMS #booby #ブービーバード #鳥 #カツオドリ

 以前から思っていることなのだけど、世阿弥はたぶん動物の中では鳥が一番好きだったんじゃないかという気がする。

 謡曲の詞章を読んでると鳥の描かれ方にとても愛を感じる。そもそも鳥がよほど好きじゃなかったら鳥類を主役にした能なんて書こうと思わないし書けないだろう(『鵺(ぬえ)』。源三位頼政に射殺された気の毒な怪鳥が主役)。足利六代将軍・義教に嫌われて佐渡島に流されてから書いた小謡『金島書』でも、島流しにされた辛さや悲しさとかよりも島のホトトギスの生態の不思議さのほうに字数を費やしてる。

 能役者としてツアーで各地を巡業し続ける生涯だったから、ひとつの土地に定住して生きる人間よりもあっちこっち渡って生きる鳥のほうによりシンパシーを抱いていたのかもしれない。

 そんな室町時代きってのBL(バードラブ)作家・世阿弥を好きなだけ好きなように書いている『世子可変G申楽談儀(ぜしかへんじーさるがくだんぎ)』、カクヨムでひっそりと更新しています。

kakuyomu.jp